機龍警察。

月村了衛・著、早川書房・刊。

私が今、世界で一番好きな小説シリーズです。

(二番目はダイアナ・ウィン・ジョーンズのダークホルムのシリーズです)


私達が今いる現代日本とほぼほぼ同じ、でも戦争やテロ等に使う兵器として「機甲兵装」というパワードスーツが普及している世界での、様々な事案に対応するため特設された警察組織の物語。

警察内部での軋轢や闇を描くパートが多く、登場人物が魅力的で、内容や文章は硬質なのにライトな読者でも楽しめるエンタメ小説です。


「機龍警察」は、タイトルに通巻番号がなく、どの順番でどれから読めばいいか、まったく知らない方からしたら迷いやすいシリーズ。

さらに昨今、完全版などが出たため、どれからどう読めば……何が違うの……? という方も増えているはず。


というわけで、機龍警察をこれから好きになるかもしれない方向け、読む順番解説。

あと暗黒市場以降は文庫化しないと思ってたほうがいいよの話。