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ドラクエビルダーズ2をクリアしたはなし。 [だらだら]

 ついに。

 私の睡眠時間をじわじわと削り取っていたドラクエビルダーズ2を、ついにクリアしました。泣きながら。先週。そしてこのブログを書いたり消したり止まったり、ネタバレなしでオススメ文にするのは無理だと悟ったりして、結局今日アップします。

 シドーがね。ツボだったのですよ。とても。なので以下シドーについてメインに語らせていただきますよ。

 前述の通りネタバレありですので、これから絶対にやるという人は気をつけて下さい。やり終わって「シドーかわいかったよね!!!」という気持ちを共有したい人向けです。シドーと主人公(うちの主人公は男子でした)に結婚してほしいと思った人向けでもあります。でもやった人の8割は思ったと思うから大丈夫だよね。ね。

 いやー。ねぇ。シドーがね。かわいくてね。切なくてね。

 記憶を失った破壊神がものづくりで生きるビルダーと親友になるっていうところからもう、先の展開が予想されてお約束なわけですけどもね。王道には王道でしか表せない美しい世界がある。うん。

 暴走したら殴って止めろと主人公に約束させ、主人公はその約束を果たすためにひたすら前へ進み、シドーはそんな彼を唯一の灯火としてこころの深いところにに掲げる。もう……わかっていても泣ける。伏した巨大な破壊神と、ぺちりとハイタッチをする主人公がね……今まで積み重ねた明るく元気なハイタッチの思い出の数だけ、ぶわっとこみ上げるよね……。

 主人公もシドーのこと大好きじゃないですか。私もシドー好きだけど、彼はもっとシドーが好きなんですよ絶対。プレイヤー側としてはムーンブルク終盤からもうつらさがMAXだったため、ストーリーは最短で行けるように必死で進みました。パーティにシドーがいないなんてもう……つらすぎる。それまでずっとずっと一緒で、ずっとずっと同時にレベルアップしていたのに。うなずきあうバディが、ハイタッチでイェイってやるバディが、不在だなんて。耐えられない。

 ムーンブルクでは事あるごとに囚われたシドーの元へ行ってはつまみ出されたし、最後の島ではろくすっぽ探索もせずにひたすら進めたし。でもストーリーの中の主人公も、周囲の登場人物の反応からすると「シドー! シドー! シドー!」という状態だったことに間違いはなさそうなので、私も主人公もひたすらシンクロしてシドーをこの手に取り戻す!!!!という気持ちだったですね。間違ってない。大丈夫。製作者側に想定された動きをしているはずだ。

 ようやくシドーが戻ってくれた最終戦前も、すっごいよかったよね。あれのおかげで、今まで別行動だったつらさが吹っ飛んだよね。何度も何度も失敗しながら諦めずに薬草作りがんばるシドー……泣けましたよ……。ほんっとに何度も何度も何度も失敗するから、ダメなんじゃないかと思ったよ。制作側のじらしテクニックったらすごいわ。瀕死の主人公が這ってきて自分で作るのかなとか思ったよホラーだよ。いやでもシドーがんばった。多分すごい苦かっただろうなぁ。口当たりもボロボロに悪かったに違いない。思い出の味になっただろう主人公。いいなぁ(私情)。でもアレ、主人公ホントはそんなに死にそうじゃなくてシドーを奮起させて頑張らせる作戦だったんじゃないかなともちょっとだけ思っている。主人公、シドーが作れるっていつも信じてたっぽいし。すぐ投げ出す不器用な子として扱っていたのでは。破壊神を。そんなしたたか主人公でもよいと思います。うん。


 これは私の狭い見解ですけど、「ピュアなアウトローが主人公を特別扱いし執着する」というのは、なかなかにハーレクイン的よなーと思っています。ギャップのある結びつきは、ドラマチックだ。とても。それがピュアなアウトローから発されるものだと、さらにキュンとする。乙女心が。古来からの定番ですから。(わたしのばあいは「有閑倶楽部」で白鹿野梨子さんの初恋のはなしを読んだときからです。あれ、小児科の待合室で「ハイティーン・ブギ」を読んだときかも。どっちだ)

 なのでねー。ゲーム画面から見える愛情がさらに脳内でドラマチックに演出されてウェットに盛り上がり過ぎて、何故最後に結婚式しないのかと思ったくらいだよね。今からでも遅くないから教会建てようか。ムーンブルクのやつでもいいかな。

 さらにこの「ピュアなアウトローが主人公を特別扱いし執着する」、男子向け不良漫画でもわりと見られたパターンなんですよね(ヒロインに、だけでなく男性のライバルや相棒にという意味で)。ろくでなしBLUES、カメレオン、特攻の拓、などなど人数多いから矢印の数も多いのでパターン豊富でした。

 乙女向けの定番であり、青春男性向けでも一部定番であったこのパターンは、つまり(アウトローがまったくダメな人以外には)全方位黄金パターンであるということですよね。

 ピュアな破壊神が多くの人に愛される……そんな世界なんですよね私達の住むこの世界は(妄想が大きくなってきました)。王道でゴールデンロードで完璧な調和なのですよ。主人公とシドーという組み合わせは。

 そんなゲームを満喫できて本当によかった、というきもちです。すっごい時間を奪われたし、まだもうしばらく奪われる気まんまんですけども。


 シドー以外のはなしもしよう。シドーが心の9割を持ってったけど、他の子らもとてもいい子だった。

 ルル、非常にかわいかったのですが、もうちょとだけ掘り下げてくれてたらな……3人からがカップリングという言葉もあるのに惜しいな……というところです。ただ両親を教団に殺されているルルは、そこ掘り下げちゃうとプレイヤーのメンタルがズタボロになるので、ここはぐっと飲み込んで「なんといいオンナだろうかルルは……すき……」と拳を握る現在くらいでちょうどいいのかもしれない。パーティのところはとてもよかった。メシマズはやり過ぎじゃないだろうかと思ったけどまぁよし。私はシドーと主人公の家を一番熱心につくるけど、ルルの部屋も完璧に仕上げたいと思っているよ。

 各島の仲間がみんな女の子がメインというのがなんかこう……振り切ってるよね。しかも、農業に燃える子、職業人として誇り高くバニーをやる子、騎士道精神な戦う子、と皆つよい子ですごい。そして男性が、職場にいそうなおっさんや、若干ひよった男子、マッチョ、人外、バニー男子、ユダ、とバラエティ豊かすぎて逆に偏っている。男女のバランスとかを計算しすぎて受け手が戸惑う感じに……。ジェンダーとか考えるとよくわかんなくなってくる内容だった。


 最後に私がいちばんすきなシドーの仕草を話して終わりにしましょう。

 主人公が素材を集めて大自然の物体を切ったり殴ったりしてるとき、ちょっと離れたところの同じ素材を殴ってこわしていっしょに素材集めてくれるシドーが好きです。破壊と創造は一体。最初に素材とってきてくれたあのときから君はビルダーでもあったんだよシドー。いつもありがとうシドー。大好きだよシドー。

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